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ひとしずく【気象系BL】

第29章 さらさら


俺がいくら話し掛けても返事もしてくれない。
潤はパソコンを出して作業を始めてしまった。

悲しくて悲しくて2人きりのこの空間が辛くて、俺は楽屋を飛び出した。

目の前からニノと相葉くんが歩いてくる。涙が溢れそうなのを見られたくなくて、俺は走って2人の横を通り過ぎる。


「ふえっ・・ぐすっ・・」

潤・・どうして俺のこと見てくれないの?
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