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ひとしずく【気象系BL】

第18章 はなびら


俺はよっぽど鈍いらしい
ニノの気持ちにも自分自身の気持ちにも気が付いていなかった。

ごめんなニノ。
こんな俺を許してくれるか?

俺がまだ寝てると思って、何度もそっと唇を重ねてくるニノ。

ギュッと背中に腕を回して華奢な身体を抱き締めた。

N 「えっ!?翔ちゃん!?」

驚いて身体を捩って逃げようとするニノ。

「どこにも行くなよ」

俺が囁くとニノがシクシク泣き出した。


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