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真選組三番隊隊長斉藤終と女中のラブストーリー

第3章 ある意味同じ役割





私は山崎さんに連れられ、





副長さんと面接をした部屋を出た。





山崎
「佐藤さん合格おめでとう!良かったね!

てか雑用が好きとかホント尊敬するよ!!

俺なんて自分の仕事の他に副長に雑用押し付けられるだけで、サボりたくなるのにさ。」





みわ
「あははは……。」





(副長さんとは違って話しやすそうな人だなぁ…)





山崎
「でもなんで若いし可愛いのに、

こんなむさ苦しい屯所の女中なんてしようと思ったわけ?

まさか雑用が好きっていう理由だけじゃないでしょ?」





みわ
「えと…」





(どうしよう…)





山崎
「?」





みわ
「…お給金も希望の額でしたし…家賃もかからないですし…」




山崎
「なるほどね。」





(真選組が好きだからとか言えばよかったのに…私ってば……)






山崎
「というか…佐藤さん気をつけないとだよ?」







みわ
「?」







唐突に山崎さんが意味深な事を言ってきた。







山崎
「この屯所で女はみわさん1人だからさ…

野郎どもに気をつけないとってこと!

ほら佐藤さん若いし可愛いし?」







(え?どういうこと??

私の他にも女中さんが居るんじゃないの?)







みわ
「山崎さんすみません………女性が1人なんて初めて聞いたんですが…」







山崎
「…え!!?知らないで受けたの!!?」







山崎さんは私の言葉を聞いてドン引きしている。







みわ
「職安でレアな求人としか聞いてなくて…」







山崎
「あはは…そっか……」






山崎さんは私を憐れみの愛で見てくる。







(当たり前の反応だよね……

お母さんの言う事ちゃんと守らないからこうなったんだ……)







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