第1章 媚薬に溺れて *アラン
しばらくすると…
ユキの身体が熱く火照ってくる
なんか……身体の奥が熱い……?
隣にいるアランの気配を感じるだけで
鼓動が速くなる
私…どうしたんだろう……
すごく、ドキドキする…
隣にいるアランを横目で見て
…触れてほしい……
そう思いかけたところで
はっとなる
私、何考えて……
自分が考えていたことに
恥ずかしくなり、
さらに鼓動が速くなる
ひとり、顔を赤くしながら
少し俯いていると
「ユキ……」
アランの呟きが聞こえた
隣を見ると
アランは、熱を孕ませた目で
ユキを見つめていた