第2章 ~ゆるり、ゆるりと籠の鳥~
【※心、蝶々結び】
アレから俺は暇さえあれば名前の部屋へ入り浸っていた。もちろん三成様が居ない時に限るが。
今日は三成様が一日帰って来ない日で俺は三成様から名前の世話も仰せつかさった。そして、今日は部屋ではなく、俺が何時も(サボる、または三成様からにげた時に)使っている洞穴みたいな所だ。
「ん…も、う、ダメ…」
石田様が帰ってきちゃうと甘い声で嫌がるが、どう聞いても誘っているようにしか聞こえない。
「だーめ。まだ」
今日はまだまだ時間があるから大丈夫と名前の言葉を無視して彼女の身体を味わう。
「ココ、好きだよね、名前は…」
俺は名前の一番感じる所に舌を沿わせると同時に名前の身体が跳ね上がった。
「っぁっ!」
イヤ、と俺の頭を押し退けようとするも身体は正直でその行為に応えるかの様に溢れかえる。
「わ、私、石田様から…んっ」
今度は名前に口吸いをしていると彼女から三成様の名前が出てきた為に俺は思わず唇を離した。
「今は俺だけを感じてろよ…」
そう言いながら彼女の胸を揉みながらゆっくりと唇に触れた。