第18章 調子狂うな【#NAME5#】

「一体、どうしたの？」



「借りると言い出して、悪かった。たいしたデートは出来ないが、この景色を一緒に堪能しようと思ってな。つれて見てたかったんだーーーどうだ？」



「！キラキラして、綺麗･･･まるで、宝石みたい。私に見せてくれてありがとうーーー嬉しい･･･」



「なんか、調子狂うな。嬉しそうな顔見られてーーー照れてしまうな。」



こんな綺麗な景色を見せてくれたファイに喜びの顔を見せると
またしても調子が下がると照れて
怒られてしまうも凄く嬉しかった。



こういうのも、デートっぽくて良いよね。ありがとう･･･






「カナ･･･っ。」



景色に夢中で気がつかなかったけど
そのすきに唇に生々しく柔らかい感触がした。