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イケメン戦国★センチメンタルLOVE

第7章 LOVE LOVE LOVE(政宗)




『望み通りに沢山気持ち良くしてやるよ。
お前が嫌って言ってもやめてやらねぇから、覚悟しろ』

その言葉通り、その夜何度も何度も甘く蕩けさせられる中、
目の前に見える愛しい人の汗さえも、
朦朧とする視界にはキラキラと輝く宝石のように映っていた。

漸く二人が眠りに着いたのは、もうすぐ夜が白みかけるであろう時間だった。



『う…』

気だるさと、暖かさで政宗が目をさます。
起き上がろうと思っても、身体がずっしり重くて言うことを聞かない。

ふと、隣をみると、髪を散々乱したまま、スースーと寝息を立てる愛の姿が映る。

『ごめんな…愛…。
昨日は俺もどうかしてたな…全く余裕が無かった…』

許しを請う愛に、容赦なくたたみかけた昨晩を思い出す。
優しく髪を撫で、乱れを直していく。

(俺でこんなに身体が重いんだ…こいつ、起きれなさそうだな…)

そう思いながら、ひたすら髪を撫でてて、おでこにチュっと口づけする。

「ん…」

愛がそうっと眼を開ける。

『わりぃ。起こしたな…
まだ眠ってていいぞ』

そう微笑むと、愛は嬉しそうに目を細め、政宗の胸に顔を擦り付けてくる。
そのまま頭の後ろを抱きしめるようにして、

『愛、身体、大丈夫か?』
政宗が聞くと、愛は黙って首を横にふる。

『身体痛いか?』
心配そうな声で訊く政宗に、無理やり顔をあげてチュっと口づけをする愛。

『おい。煽ってんのか?また襲うぞ?』
と笑う政宗。

「政宗にだったら、何度襲われてもいいもん…」

そう言うと、また顔をすり寄せてくる。

『おい…。でも、昨日はごめん。
気持ちが抑えられなくて、やりすぎた…』

政宗がもう一度謝る。

愛はもう一度顔をあげて、
「愛してる…政宗…」

そう微笑むが、目には涙が溢れている。





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