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短編集
第1章 帰り道/銀時
「なーに他の男と仲良さそうに話してんの、ちゃん」
ぐ、と細い腕を掴んで引き寄せる。
「ごめんごめん、じゃあまた明日ね」
「うん、ありがとね!」
笑って手を振る彼女。その後に俺の方を向いて笑って。
「迎えに来てくれてありがとう」
なんて素直に言うもんだから。本当…怒れなくなる。
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