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【HQ】虹色の青春

第9章 color








ああ、私は貰ってばっかり。



純粋で真っ直ぐな想いも、

こうやって時々くれるプレゼントも、

そして何より
彼からたくさん教えてもらった私の良いところ。




自分では気づかなかった誇れるところも
全て彼が教えてくれる。
















ありがとう。






本当にありがとう。







「俺、まだ大学入ったばっかりで全然信じてもらえないかもしれないですけど、これ……その、変わりっていうか……婚約の予約?っていうか………とにかく貰ってください!!」









窓際から覗くあたたかい日差しで光る
シンプルなペアリング。

















身につけていられるようにってネックレスのチェーンを付けて。












彼の言葉に
思わず笑いながら


「婚約の予約ってなに?」


って聞くと、


「予約は予約です!!他の男に取られないうちに予約します!」



なんて少しムキになって言う。












年下の彼氏の君は
少し危なっかしくて目が離せない。

サプライズが大好きでよく私を驚かせる。

優しくて、、、いや、お人好しって言うのかな?






















「そうだね、じゃあ、私も予約する。」






「何をですか?」






「お互いに大学を卒業してちゃんと仕事に就けたら……
もし、その時もリエーフの彼女でいられたら











私と結婚したください。」








いま私が幸せなこと。
貴方から沢山の幸せをもらったこと。





まっすぐ貴方の目を見て伝えた言葉と
一緒にしっかり届いてるかな?







「あー!!!!なんで先に言うんですか!!!???」






あ、届いたみたい。






真っ赤な顔で文句を言ってる貴方にも
私の想いを届けたくて、
私の全てをあげたくて、







今度は私が幸せにする番かな?







































貴方との思い出が増えるたびに私の部屋は物が増えて
なにも無かった部屋が今では騒がしいくらい。






あの一輪の花と、隣に置いたペアリングと写真立て








彼との思い出が
私の部屋を彩っている。










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