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私の好きと貴方の好き

第1章 EPISODE0 *ここから始まる


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『はい、ありがとうございました。次はブラインと掛け合いのシーンをやって頂きますので少しお待ちください』
貴「はい」


私は短く返事をする
次は梶さんと掛け合いのシーンだ

分かってはいてもやっぱりさっきよりも緊張するなー

しばらくすると扉が開いて梶さんが入ってきた
私は「よろしくお願いします」と頭を下げた
梶さんはニッコリ笑うと「こちらこそ」と返してくれた


『では始めます。掛け合いのシーンは島田さんも知らないので他の人と同じシーンにします』
貴「はい、分かりました」


その声が少し震えていた


梶「大丈夫?まだ体調悪い?」


震えていることに気づいた心配してくれた
それが嬉しくて思わず笑顔が出た


貴「ふふ。大丈夫です」
梶「なんで笑ってるのw」


つられてか梶さんも笑っている


貴「いえ、なんか嬉しくて」
梶「そっか。でもホントに体調は大丈夫?まだ治ってないんじゃ…」
貴「本当に体調の方は大丈夫です!ただ緊張しちゃって…でももうそれも大丈夫です。今の会話でリラックスできました!」
梶「それならよかった!」


するとスピーカーから声がした


『では準備ができたので始めます。先ほどのように映像を流します』


その声が聞こえなくなると映像が流れはじめた
私と梶さんはメモをとる


──『はい、では続いてアフレコしていただくのでお2人ともマイクの前に立ってください』
「「はい」」


私と梶さんは返事をしてマイクの前に立った
それを確かめるとまたスピーカーから声がした


『では始めます』


映像が流れはじめる
私と梶さんは画面の中にいるカインとブラインに声をあてる


───『ありがとうございました。これでオーディションは終了ですので結果は各事務所に通知させていただきます』
貴「分かりました」
梶「はい」


お、終わった……!
あとは結果を待つだけ…
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