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【男主人公】勝生勇利とセックスしたいだけ【R-18】

第2章 プロローグ その犠牲は払えない


まず、俺の恋人の紹介をしよう。
勝生勇利、日本のトップフィギュアスケーターで23歳。男性。艶やかだが柔らかすぎない黒髪に、少し赤みがかった鳶色の瞳。基本的にへにょりとハの字になっているのに、競技中にはキリリとつり上がる凛々しい眉。いつも青い縁の眼鏡をかけていて、優しくてちょっとメンタルが弱いところもあるが負けず嫌い。高校生の時から仲が良くて、卒業前に告白して恋人になった可愛い可愛い俺の勇利くん。俺にはちょっと当たりが強いところもあるけど、相互的に好き合っている自覚はあるし、自分だけ特別な気がして文句はないかな。ただ一つを除いて。

「勇利さん」
「はい、ハルさん。なんでしょう」

勇利に向き合って正座をし、眼鏡の奥の鳶色の瞳を見つめる。

「セックスしましょう」
「無理です」

俺の恋人の勝生勇利は、セックスさせてくれない。
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