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魔法

第8章 再会




「名前じゃあまた明日ねー」

「うん、また明日ねっ」


ヒラヒラと手を振って帰っていった美結ちゃんに手を振って私もカバンを持って立ち上がる。

チラッとみた廊下には何人かが集まって雑談をしてるみたいだ。


朝みたいに人はいないから足早に教室から離れようとした、

「あー苗字」

のにその声に振り向けば担任の先生がいた。

「はい?」

「これリエーフに持って行ってくれないか?俺今から会議入っててさ」

そう言って渡されたのは茶色の封筒。

「分かりました」

特に断る理由がないし、大事な書類だといけないから。
先生は私に封筒を渡すと腕時計を見ながらヤバいヤバいと去っていった。


早く渡して帰ろう。


体育館に繋がる通路を見つけて開きっぱなしのドアから少しだけ顔を出してリエーフを探した。


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