第5章 とある猫たち
孤爪研磨side
俺は孤爪研磨、音駒のセッターしてる。
「研磨ぁ、行くぞー」
そして、俺をいちいち部活に行くぞと呼びに来るのは一応幼馴染みの、クロ。
「ねぇ、その手跡なに」
手の形に赤くなったほっぺはだいたい予想できるけど一応聞く。
「あーカノジョが「夏だから髪切りたい」って言うから「切るなら別れる」って言ったら「私の中身も好きになってくれないならもういい」って言われて「これから絡んでくるなクロって呼ぶな」って言ったらコレ。」
「ふーん、でもクロまたすぐできるからいいじゃん」
「まぁーそうだけどさー」
クロの彼女は持って一ヶ月、付き合っててもその彼女に似た女が寄っくる。
俺は、人混み苦手だからその時クロが近づいてきたら逃げてる。
「研磨さぁぁぁぁん!」
うるさいのが来た。
「研磨さんトス上げてください!」
「やだ」
「俺エースになりたいんです!」
「...はぁぁん?エースを名乗るのはまだまだ早ぇんだよ」
目立つからほんと、やだ。
「明後日か、研磨楽しみだろあのちびちゃん来るの」
「少し」
でも、少し楽しみだからリエーフにトス3本なら付き合ってもいいや。