• テキストサイズ

あなたにだけは囚われない!【R18】

第4章 番外編①


新side

ガソリンスタンドのバイトからの帰り道

今日は給料日で何に使おうか迷っていた
いつもよりバイトを頑張った分少し多めに入った給料
バイクいじりてぇし財布も欲しい

そんなことを鼻歌交じりに考えていると前を歩く女がいた…両手にすごい荷物を持って…

袋を見ると商店街に行ったことが分かる

重そうな荷物にふらついてやがる
右によろよろ~左によろよろ~

どんだけ買ったんだよ…

いつもなら無視するが気分が良かったため声をかけた

「持ってやろうか?」

振り帰った女は俺が今まで見た中で一番の美人だった

長いまつげに綺麗な瞳…儚げな印象でかなり整った顔をしていた

『どちら様ですか?』

俺を警戒するように顔を顰めた

大抵のやつらは俺の顔と名前を知っている
キャーキャーうるさい女たちが多い中でこの冷えた対応…

おもしれぇ女だと思った

荷物をその女(あいり)の家まで届けた

警戒心を持たれないように振る舞う

荷物を置き帰るとき

『ありがとう。またね』

笑顔で手を振る彼女に俺は落ちた

“またね”か…

クソ可愛すぎんだよ!!













/ 204ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp