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俺らのマネは地味子さん。

第7章 FOUR






ー渋谷sideー


何て言うんかめっちゃ、気になった。
全員とかゆーたら問い詰めるで。


「・・好きですか・・・
そうですね・・」

誰や誰や誰や?!

別に恋愛感情は無い。
無いけど自分の名前を言われたらやっぱ、嬉しい。

1番メンバー全員と近くにおる女や。
知りたくなるねん。

「・・・・ぁっ、りんご飴」

りんご飴?はぁ?
意味がわからん俺の耳にヤスの喜ぶ声が聞こえた。

「やった!俺?俺だよね?!」

「うん、安田さんです」

「何でや!俺の方がいろいろ買ったやん!
たこ焼きにイカ焼きに!」

「私、りんご飴が1番好きなんです」

「何でやねん・・」

何となく初詣の事だとわかる。
わかるが、買ってあげたとか俺は知らん。

っうか!そんな理由で選ぶなや!
いつも構ってやってるのは俺やろ!!

「何でや!俺に1番世話やいてるやんかっ!」

ほんま、彼女以上の働きやで!!

「渋谷さんは手間のかかる子供みたいで・・」

子供・・
あれか、彼女やのーてオカンか・・・

「確かに!オカンや!」

「ヨコ、傷を抉る真似すんなやーっ!」

落ち込むわ。
大倉より俺の方が傷が深いわ。

「ところで何で亮ちゃんまで落ち込んでんの?」

マルの言葉で気付く、地味に落ち込んでる亮の姿。

「落ち込んでへんわ!」

「いや、落ち込んでたやん!」

「マルうるさいっ!!
村上くんも笑わんでやーっ!!」

「だって、な?
可愛いねん、お前っっつあははっ!!」

ヒナはわけがわかってるみたいや。
でもな、気に食わん。

あんなに地味子を嫌がってたわりには落ち込むってどーゆう事ねん!!





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