第4章 Be with you

「智くんが嫉妬してくれるなんて思ってもみなかった」

「ん～、でも周りの奴らにはバレバレだったんだろ？アイツらに言われるまで知らなかったけど」

「みたいだね？ちょっとっていうか、かなり恥ずかしい…」

また顔が赤くなっちゃた。

どんだけ可愛いんだよ！

「俺、松兄にも言われたよ」

「松岡くん？」

「うん、俺自分の気持ち分からなくて松兄に相談したの『ずっと一緒にいる人を急に好きになるのかな？』って、もちろん名前は出さないよ？
そしたらさぁ、『前から好きだったんだろ？』って言われた上に『相手は翔だろ？』って、超恥ずかしかった」

「そうなの？俺たちって周りからそんな感じに見られてたんだ
でもメンバーから言われたことないよね？」

「当たり前の光景だから気にならないんじゃないかって松兄は言ってたけど…」

「そっか、なら良かった
メンバーにまでそんな風に見られてたら恥ずかしすぎる」

「でもさ、相葉ちゃんとニノのこと知ってるんだから俺たちも言っておいた方がいいよね？」

「いいの？みんなに知られて…」

「だってその方がみんなに協力して貰えるでしょ？
翔くんに近寄るヤツがいたら守って貰わないと」

「そんな物好きいないよ…」

照れたように笑うけど、その表情が駄目なんだって！