第4章 Be with you
「そっか…よかったな相葉ちゃん
いつもさぁニノにからかわれてんじゃん?
たまにやり過ぎなんじゃねぇの?って思ったりもしたんだけど、照れ屋なニノの愛情表現なんだなぁ」
「人前だとね?でもふたりきりの時ってほんとに可愛いよ~
どんなに疲れてても癒されるもん」
愛しさが溢れた眼差しを見れば相葉ちゃんがどれだけニノを大切に思ってるかわかるよ。
「相葉くんにとってニノは心の拠り所なんだね?」
幸せにそうな相葉ちゃんを見て翔くんも嬉しそう。
「うん!」
「…ん」
ニノがモゾモゾ動き出した。
「ニノ起きた?大丈夫?」
「ん~、まぁくん?抱っこ~」
ニノが片手で目を擦りながらもう片方の手を上に伸ばした。
「ん~、してあげたいんだけど
大ちゃんと翔ちゃんがいるからお家帰ったらね?」
「…あっ!」
ニノはガバッと起き上がるとみるみるうちに顔を赤くした。
「ほんとだぁ!ニノ超かわいい~!」
「お、大野さん?」
「大ちゃんに話しちゃった」
相葉くんがニノの方を見て微笑む。
「…あ、そう、ですか…」
ニノが不安そうな顔を見せる。
「そんな顔すんなよ~」
「だって…」
「幸せなんだろ?だったらそういう顔しろよ」
ニノに笑いかけてやるとちょっと安心したみたいだ。