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城宮家と兄妹

第3章 ‐2‐



ダンスはやっぱり上手くまとまらなかった。
徹平くんは真面目にしてくれないし。

怜奈はふざけるし...

「次からはビシビシいかないとね!」

そう決意はしたものの、徹平くんの視線が痛い。

「な、なに」

なんとなく耐えきれなくなり、その視線の理由を問いただしてみる。

「城宮がビシビシとか、生意気」

『おい徹平!!早くしろよー!』

「おー。」

徹平くんは"生意気"とだけ言って友達のとこへ小走りで行ってしまった。

なんなんだろ、
久しぶりに徹平くんにムカつく。
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