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【イケメン戦国】燃ゆる華恋の乱

第5章 幸せな我儘 / 織田信長




「ああっ、んぁあ、はぁぁ!」
「く……っ」


限界に近づき、信長の息も乱れ始めた。
熱い吐息が、舞の耳から伝わって……
舞は信長も感じていると言う事に、歓喜を覚えた。


「信、長、様」
「なんだ」
「愛して、います……っ」


舞の一言に、信長の質量がぐんと増す。


「あああっ」
「貴様…どこまで俺を追い込む」
「え……、あ」


急に腰が止まったかと思ったら、繋がったまま体制を変えられた。
身体が180度回り、信長と向かい合わせになる。
信長は舞の顔の横に腕を付いた。


「信長様……?」


信長の顔は紅潮し、瞳は抗えない熱で揺れていた。
なんとも切ない表情に、舞は胸を締め付けられる。



「今一度聞かせろ」
「え?」
「俺の目を見て言ってみろ、愛していると」



切なげな声が、心を震わせた。
舞は、そっと手を伸ばし、信長の頬に触れる。
そして花のように微笑むと、ありったけの想いを込めて言った。






「信長様、貴方を、愛しています……っ」






信長はそれを聞き、満足そうに微笑んだ。
見たことがないような、満ちたりた笑顔。


瞬間。








ーーーぐちゅんっっっ!






「ふわぁあっ」

信長は、再び激しく腰を動かし始めた。
さっとは比べものにならない信長の質量に、苦しいくらいの快感が襲う。

ゴリゴリと奥をまさぐられ、気持ち良い場所にばかり狙っているかの様に当たる。



ずちゅっずちゅっずちゅっ、ぐちゅっ!

酷い音だ、二人分の吐息と喘ぎ声と混ざり、部屋を支配していく。



「良いものだな。 貴様の口から聞くと心が踊る」
「あっ、あああっ、いやぁ」
「舞、果てろ。 そしてまた絶頂へ登りつめろ。幾らでも愛してやる、全てを与えてやる」


「あああっ、の、ぶ、なが、様っ」
「舞、はぁ、舞……っ」





二人は狂おしい程の熱に浮かされ。
いつまでもいつまでも、狂ったように求め合い、与え続けた。




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