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【イケメン戦国】燃ゆる華恋の乱

第19章 Border Love / 信長ルート






「信長様……信長様ぁ」


膝の上で、大人しく抱かされながら。
舞は信長の胸に頬をすり寄せる。


「なんだ、今日は随分と甘えてくるのだな」
「はい……っ、幸せなので」
「だから、欲しがるのか?」
「う……っ、それは忘れてください」


真っ赤になる舞に、信長はくすくす笑いながら口付けをする。

額に頬に、優しく落とされる唇に、舞は顔を蕩けさせて喜んだ。


「信長様のこんな優しい顔はみんな知らないから、私は幸せ者だなぁ」
「貴様は特別だ、貴様が幸せなら、それで良い」
「はい……っ、でも信長様に一つお願いがあります」
「なんだ、なんでも申せ」



舞はじーっと信長の目を見つめ……
やがて、頬を染めて、視線を逸らした。


(なんだ……?)


「もう、夜伽は命じないでください、私は……ええと」
「なんだ、ハッキリ申せ」
「命令がなくても、その…………っ」


(成程、そう言う事か)


「な、何が可笑しいんですかっ」


くすくす笑い出した信長に、舞は目元をつり上げた。

その舞を、軽い仕草で再度褥に押し倒す。



「あ……」
「これから貴様は、この部屋で、俺と寝食を共にするがよい」
「え、いいんですか……?」
「ああ、もう夜伽は命じない。 だから……」



信長は、優しく耳元で囁いた。



「いつでも抱かれろ。 心も身体も……貴様はもう俺のものだ。 死ぬ程満足させてやるから、覚悟しておけ」



舞は信長の熱い腕に抱かれながら。
満足そうに一言、『はい』と答えた。












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