第15章 夢だけで咲かないで / 徳川家康
それを見て、信長は艶っぽく笑う。
「家康を師と仰ぐのは良い。 存分に学べ」
「は、はい」
「ただし、家康で物足りなくなったら、俺の元へ来い。 死ぬ程満足させてやる」
「な……っ!」
口ごもる舞に、信長は高らかと笑った。
笑い声は、演武場中に響き渡り……
安土の平和を物語っていた。
家康を師匠と仰ぐ日は、まだ続いている。
弓術の稽古はもちろんの事。
アッチの手ほどきも…………。
「あっ、家康……っ、だめぇ」
「駄目じゃないでしょ……ほら、脚を広げて言ってみて。 私のいやらしい蜜壺に挿してくださいって」
「無理……っ」
「夢では言ってたよ、もっとすごい事も」
「それは私じゃない……っ」
「舞だよ」
家康は、つーっと舞の脚を撫で上げ、艶っぽく言った。
「これから言えるようにしてあげる。舞の身体も、もっと……いやらしく啼くように、ね」
「……っ」
「ほら、挿すよ……っ、んっ」
「あっ、ああ…………っ」
今日も俺の腕の中で悶える、可愛い可愛い俺の恋人。
夢じゃなく、現実で。
乱れて、喘いで、俺をもっと満足させて、ね。
終