• テキストサイズ

境界線。【安室透夢小説】

第2章 後ろの正面だぁれ?



くのえside

ジューッ____

ハムと目玉焼きが焼ける音。
今日の朝食当番は私なのだ。
2人分の朝食を作り終えるとテーブルに並べる。
一緒に暮らしている大学生の 翠君が起きてきた。


「.....おはよう。 くーちゃん。昨日は遅くなってごめんね。食事当番、僕だったよね。ご飯どうしたの?」

「昨日はね、1人だったから、外食しちゃった。」

「え、1人で?何もなかった?この前の児童殺害の犯人も捕まってないみたいだし、気をつけてね。」

「…うん、そうだね。 翠君、早く行かないと電車乗り遅れちゃうよ?今日、早いんでしょう?」

「あぁ、忘れてた。これ食べたらもう出るよ。いただきます。」









食事を済ませた 翠君は家を出て行った。
私も学校に行かなくては。



急いで鞄を取りに部屋に戻る。

「じゃあ、私も行ってくるね。.......翠君の部屋と作業部屋に入っちゃダメだからね。」

「........うん。」

「行ってきます。」

「行ってらっしゃい.... 。」

家を出る。
鍵は...かけなくても大丈夫だろう。


そうして、私は学校に向けて歩き出した。

/ 93ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp