八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第2章 ページ2、地獄
いつまでも終わりのない、暗闇の中
私にできたのは、寝ると起きるを繰り返し
自分に覆いかぶさった研究者の死体の冷たさを、ただただ感じるだけだった。
こんな所で考えることはと言えば…
自分が死ぬことだけだった。
不思議と腹は減らず、2年間ずっと食べずにいたからメキメキ気力まで落ちていく。
自分はもう、一人だ。
死んだところで、誰も哀しまない。
それなら…
もういっそ、このまま死ねたら……
そう思っては、意識を手放し続けていた。
そんな暗く深い…
遠い暗闇の中、突如として光が入ってきた。