第5章 【黒バス】ハンカチーフと私
今日がそのデート(!)の当日だ。
緑間くんに『お礼に何か奢ってあげたらー?』と助け舟を出してくれた高尾くんにはマジ感謝!圧倒的感謝!
だって同じクラスになったものの全然喋った事はないのだけれど、私は緑間くんが大好きなんだから……。
いや確かに不思議ちゃんだし?
バスケバカだし?
努力し過ぎて逆に嫌味な位だけど?
そんなバカ真面目をしてる緑間くんはサイッコー!!!にかっこいいんだよぉー!
ああ私は緑間くんのまつ毛になりたい。
あの長くて綺麗な下まつ毛になりたい。
緑間くんが魔法使いなら多分私は『これの礼に何が食べたいのだよ?』と聞かれた時に、『あなたの下まつ毛にして下さい!』と全力でお願いしていただろう。
まあ流石の不思議ちゃんでも魔法は使えないよね。