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ウラノカオ

第11章 後戻りは出来ない


75

「本当すいませんでした…」

せっかく敦子を接近させれるチャンスだったのに

お礼を言ってマンションに歩き出そうとするのに
思うように歩けない



やっぱ智呼ぼうかな…



そう思ったとき


翔「部屋まで送るよ」


私の体を櫻井さんが支えてくれた


「あ、櫻井さん(汗)
大丈夫です(汗)」

今の私に言われても説得力ないよね


翔「いいから、体重預けて?」


櫻井さんを見あげると
優しい顔をしていて

ちょっとぐらい
頼っても大丈夫かなって思った











この優しい顔の裏に悪魔が潜んでいたとも知らずに
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