第5章 A × S
S side
意識が少しずつ浮上してきて 、右手に温もりが …
目を開けようとするけど 、少し眩しくて 開けにくい
S 「うぅっ… 」
ゆっくりと目をあけると
真っ白な天井 。 俺の腰のあたりには 雅紀が 手を握ったまま寝ている 。
あぁ 。俺 、ついに倒れたんだ 。って
やっと 状況が読めた 。
最近はすごく忙しかった 。
忙しくしてもらってるのはすごくありがたい 。
この仕事に 、やりがいも感じているし 、色々な人との出会いがあるから本当に楽しい。
けど、ごくまれに疲れが溜まって 、弱ってしまう 。