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人魚姫ストラテジー【HxH】【裏】

第11章 トランプと少女


近くの喫茶店でサンドイッチとジュースを注文し、窓側の席で食べる。
窓側で十分パレードを楽しむことができた。
ルルは笑顔で眺めながらサンドイッチを頬張っている。
クロロが、ルルが残した分も平らげると、最後のパレードカーが丁度来たところで、最後尾に町の人々が次々と並んでいくのが見える。
「ああ、あのまま広場まで行くのか。」
「いこう!」とルルが立ち上がり、喫茶店の外に出ようとする。
それを止め、
「また誘拐されたいのか?」
とクロロにぽんぽんと頭を叩かれた。
「ご、ごめんなさい…。」
といつものように静かに謝る。
手を繋ぎ、ようやく外に出ていいと合図されると、クロロを引っ張るようにはしゃいで外に出た。
様子がおかしいと感じたのは外に出て三歩程進んだとき。
怪しい殺気を感じる。かなり大きく、いつもの奇術師を思い出す。
案の定、こちらに気付いたのか、奇術師がこちらをみて怪しく笑みを見せてくる。
「ヒソカ…。」
漸く見つけた。
アポは取ってある。
畳みかけるのみ。
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