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【イケメン革命】月小屋へようこそ【R-18】

第5章 DAY2 黒の兵舎




翌朝。


フェンリルがいつもより少し寝坊して食堂に現れる。

「おはよー……」

幹部一同は登場したフェンリルに一斉に注目する。



「な、な、なんだよ……」


「……もーぉなんなのそのちょっとすがすがしいようなけだるそうな顔はっ!!」

第一声はセスだった。


「あ?なんだよ…すがすがしいとけだるいは対局じゃねーかよ」

フェンリルはうっとうしそうな顔をしてセスの隣に座る。


「あ、ルカ…昨日の晩飯ありがとな。レイアも喜んでたぜ」

ルカは少しだけ頬を染めて俯きながら

「………よかった」

と小さく呟いて紅茶を飲んだ。


「やーん!!もうアリスちゃんを呼び捨てなの?!そういう関係になったの?!」

「うるせーな隣で朝から…」

「だから私がトップバッターの方が良かったって言ったのよぉー…こんな知らない世界でいきなりこんな目に遭って…かわいそうっアリスちゃん!!」


「……とりあえず、セスが一番じゃなくて正解だったな」

冷静に突っ込むのはシリウスだ。

「シリウス…食べる?」

ルカは静かにデザートを提供する。


「ああ、ありがとな、ルカ…ところで、今夜はルカの番だったな?」


他のメンバーにデザートを配るルカの手が止まる。


「………俺、やっぱ行きたくない」


「はぁ?ルカ、それってどういう意味?どうしたの?」

「…やっぱり……こういうのは、好きじゃない」

再び動き出したルカは、レイにデザートを出す。


「ルカ、俺と順番…変わるか?」

レイの言葉に、ルカは首を振る。


「…そもそも行きたくない」

「俺もあまり気が乗らないが、穴を開けると『開戦』しちまう」

レイは至極冷静な声でそう言い放つ。


ルカは一瞬目を見開くと、諦めたようにうなだれて俯いた。

「…そう、だよね」


「そんな顔をするな、ルカ。お前だって女が嫌いなわけじゃないだろう」

「……」

シリウスの言葉にルカは答えない。


「あらーぁルカ、もしかして『そっち』の趣味アリ??それならセスお姉さんがいろいろ手ほどきしてあげ…」

「いい」

セスが言い終わらないうちにルカは語気を強めて拒否する。


「つーかさ、ルカ」

フェンリルはあっという間に朝食を食べ終えて他のメンバーに追い付き、ルカに尋ねる。


「……別にお前、童貞とかじゃねーだろ?」
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