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イケメン王宮

第9章 決闘


「ジル!」

バァッンと扉を開き部屋に入る

「アラン殿いかがされましたか?」

「昨日のこと知ってるのか?」

「昨日?ああ、そう言えば萩様は伴侶にアラン殿を選んだそうですね
ちかく皆様に発表いたしましょうか」

「えっ!?萩ちゃんアランを選んだの?
もう決定事項なの?」

「はい。そうですよねアラン殿」

「萩の口からはっきり聞いた訳じゃ....」

「しかし、昨日契られえたのではないのですか?」

「それは...」

「おや、否定しないのですね。萩様はアラン殿をご希望ですよ。
もし騎士団の事を心配されているのでしたら、ユーリがウィスタリアの騎士団長を努めますのでご心配なく」

「そうですよアラン様、俺こう見えても強いですからね」

ひょっこり現れたユーリがにこやかに笑う

「それとも、萩を傷物にして捨てる気ですか?」

「なっ!?そんな訳ないだろ」

「ねえ、さっきから契るとか傷物とか捨てるとかってもしかして...
萩ちゃんとしたのアラン?」

「別にレオに関係ないだろ」

「関係大有りだよ!!お兄ちゃんに黙って萩ちゃんと
やっちゃうなんて酷いよアラン
って言うか萩ちゃんはもうアランのものなんでしょ
じゃあさ双子なんだから俺はキスぐらいしても良いかな?」

「ダメに決まってるだろ!?萩は俺のだ」

眉間にしわを寄せて睨み付ける

「ありがとうございますレオ
おかげでアラン殿からお返事がもらえました
皆にすぐ発表致しますね
それでよろしいですか萩様?」

「えっ?」

部屋の奥から萩が姿を現した
ほんのり頬を染めて微笑んでゆっくりとアランのもとへと近づき姿勢を正す

「アラン、萩=エスポワ-ルの伴侶になってクロッシュを一緒に守ってもらえますか?」

二人は見つめあい
アランは膝をつき萩の手を持ち上げるとキスを落とす

「アラン=クロフォードは、クロッシュを守りぬいてみせる
もちろん萩=エスポワ-ルも俺の妻としてな」

「アラン好き」

「俺も好きって言うか愛してる」

ギュッと抱き着きレオたちがいることを忘れて熱いキスを交わす

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