第2章 過去編
ガッシャーーーーン!
『ユウ!!!アルマ!!』
そう。これはいつもの光景。
喧嘩ばかりだけど幸せな私の時間ーーーーーーーー
そんな日々はもう帰ってこないーーーーーーー
「ここが今日から君たちのお家だよ」
そう言うのは白髪頭のモジャモジャーーーもといティエドール元帥。
アルマ破壊後 マリとユウと黒の教団と言うところに連れてこられた。
「神田ユウ。神崎 あさぎ。君たちはこれからそう名乗りなさい。」
その後室長と言う人やヘブラスカに会い一日中忙しかった
そんな中1ヶ月がたった。
ユウとは一緒に寝たり一日中一緒にいるようになったが
前のように笑わなくなった。
そしてこの出会いが私の人生を変えるなんて思ってもいなかったーーーーーー
ある日の夜。中々寝付けなかった。
とぼとぼと薄暗い廊下を歩く。
明日はユウとの記念すべき100戦目だ。ちなみに今のところ49勝50敗だ。ユウとは互角に勝負できるし、お互い刀型だからやりがいがある。明日こそ勝ってやる。
そんなことを思っていた刹那
『ここどこだっけ…』
迷ってしまった。
1ヶ月は経つといえ教団はとても広い。ましては子供だ。
そんな中薄い光を見つけた
『こんなところに部屋?』
普通の子供なら怖がるだろう。しかし、自然と恐怖はなかった。
ギギギッ
古いドアの軋む音
ベッドに誰かがいる。
「お…ち。…………おうち…にかえ……して。」
『泣かないで。私はあさぎ。大丈夫。手を握っててあげるからおやすみ?』
「また……きてくれる?」
そう。これが私とリナリーの出会い。
これを機に毎日リナリーに会いにいくようになった。そのうちリナリーは回復していきユウに紹介した。ユウを女の子と間違えて宥めるのに大変だった。