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Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第18章 大人な俺達の危険な夜


「大丈夫か? ま、これでも飲んで落ち着けや」

松岡さんが俺の前に、すっかり冷めきったコーヒーを置いた。

でも俺はそれを飲む気にはなれず…

「だ、大体昌宏さんがいけないんだ…。こんなトコで…シよなんて言うから…」

それに、そもそも松岡さんがスマホを操作してからなんだよ、視線を感じ始めたのは…

それがまさかライブ配信だったなんて…思ってもなかったけど…

「昌宏さんのせいだ…」

「お、俺か?」

「だってそうじゃん…」

…って、なんで俺誕生日に恋人と喧嘩してんだろ…

「それで? 潤はなんて?」

「あ、ああ…、和坊が暫く顔も見たくない…って…」

「はぁ…、やっぱそうだよなぁ…」

親の濡れ場を見ること程、子供にとって衝撃的なことはないからさ…

「あーあ…、とんだ誕生日になっちゃったよ…」

きっと一生忘れられないよな…、こんな誕生日。

「マジで悪かったよ。埋め合わせはぜってぇすっからさ…、機嫌直せ。な?」

「本当に? 絶対?」

「お、おう、任せとけ」

「じゃあ許して上げる。その代わり、今後一切この家でのセックスは禁止。いいですね?」

「うっ…」

松岡さんが項垂れた丁度その時、壁の時計の針がが午前0時を差した。

終わったよ…、俺の誕生日が…終わった。

ホント、最悪の誕生日だったけど、こんなこともある…わけない!

来年こそは、最高の誕生日にしてやる…と、そう決意を新たにして誕生日の夜は過ぎて行った。

和のことは潤に任せておけば大丈夫…だよね?(笑)

俺は残りのケーキを食べる♪

だって、(過ぎちゃったけど)誕生日だからさ(^_-)-☆


おわり💚
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