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絶対零度 オリジナル夢小説

第6章 第5話






小田切「 ねぇねぇ、最近の井沢さんってどう思う? 」


「 え? 」


吉岡「 井沢さん、ですか? 」



ある日の夕方、愛莉は小田切と吉岡とミハン捜査室でコーヒーを飲みながらゆっくりしていた。



井沢は別室で会議中、山内は上層部に捜査報告の為席を外していた。




小田切「 なんかさ〜最近よく怖い目してるときあるんだよねぇ。心ここにあらずというか
ね、愛莉もそう思わない? 」


小田切は愛莉に話しかけるとチョコレートを差し出した。



「 ありがとうございます 」


愛莉は質問には答えずチョコレートを受け取り、口の中に入れた。



吉岡「 怖い目をしてるのはいつもじゃないですかねぇ
大体あの人いつも何考えてるかわからないから「 悪かったね、いつも何考えてるかわからなくて 」




突然3人とは別の声が後ろからしてきた。




吉岡「 ゲッ、 」



後ろを振り向くとニコニコした顔で井沢が立っていた。



井沢「 吉岡くん僕のことそうやって思ってたんだね〜 」

吉岡「 痛い!いてて、パ、パワハラですよ!! 」



井沢は吉岡の腕を掴み、力を入れた。


思わずそのやりとりに愛莉も吹き出してしまった。



吉岡「 笑ってないで助けて〜! 」



小田切「 し〜らない、じゃあね、お疲れ様〜 」



小田切は荷物をまとめ笑顔で捜査室を後にした。




井沢「 ほら、吉岡くんも反省したならとっとと帰りな〜残業代は出さないから〜 」



ヘラヘラ笑いながら井沢は吉岡の荷物を吉岡に投げた。



吉岡「 い、言われなくても帰りますよ!お疲れ様です!! 」


吉岡はバタバタと後にした。





室内は愛莉と井沢の2人きりになった。





「 っと…私もお先に失礼します、 」



愛莉は下を向きながら井沢の横を通り、2人に続いて捜査室から出ようとした。





しかし、それはかなわなかった。





横を通ろうとした瞬間、井沢に腕を捕まれたからだ。





井沢「 星野くんはまだ駄目だよ 」



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