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彼は私のものにはならない。

第2章 思った通り。



「泣くな。」


「え?」


私はどうやら話しているうちに泣いていたらしい。


「ふふ、おかしいわね
私が泣くなんて」


「そうだな。
不細工がもっと不細工になってやがる」


ローがふっといつものように笑う。


「っ、私は、今まで通りがいい
ローのそばで笑ってる顔を見たい」


「あぁ」


どんな形でさえもいい。


「ロー、必要なとき抱いてくれるだけでいい」


きっと、私はローにとっていい餌なんだろう


わかってる。

そんなこと。


「…いいんだな?」


「えぇ。」


あなたに触れられるのなら。



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