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こたつ de ××× Second Season

第4章 こたつでBirthday


母ちゃんが、カズくん家のピンポンを押した。

「は〜い、どうぞ?」

ドアが開いて、カズくんの父ちゃんがニコニコのお顔を出した。

「いらっしゃい、サトくん。皆待ってるよ? 入って?」

カズくんの父ちゃんがオイラの頭を撫でた。
オイラの父ちゃんと同じ、大きなお手手だ…

「おじゃましましゅ…」

オイラが靴を脱いでいると、母ちゃんとカズくんの父ちゃんがペコペコしてた。

大人って面白い。

「さ、こっちだよ? お〜い、みんな、サトくん来たよ〜」

カズくんの父ちゃんがお部屋の前で言うと、向こうからヒソヒソが聞こえてきた。

またオイラのこと…

「パパ〜、準備できた〜」

カズくんの声だ。

「よし、じゃ、サトくんどうぞ!」

オイラはギュッと目を閉じてお部屋のドアを開けた。

そしたら…

カシジ『サトくん、お誕生日おめでとう〜!』

パンパンパ〜ン!

なに…?
なにがおきてるの?

「あれ? サトくん、固まっちゃったよ?」

ジュンくんがオイラの前でお手手をヒラヒラさせた。

「あの…オイラ…なんで?」

「サトくん今日お誕生日でしょ? だからみんなでお誕生日会しよってなったの。…イヤだった?」

ショウくんがちょっとだけ悲しそうな顔をした。
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