第15章 こたつで映画鑑賞
帰宅したと同時に騒ぎ出したスマホ。
メンバーだけのグループラインだ。
発信者は…雅紀?
どれどれ?
さっきまで一緒にいたのに、一体何の用だ?
『面白そうな映画のDVD入手したから、誰か一緒に見ない?』
…って、お前…(;^_^A
『ゲームの続きがあるんで無理です』
ニノはそうだろうな(((uдu*)ゥンゥン
『トレーニング中。一人で見るんだな』
ハハハ、松潤ってば写真までのっけてるよ(笑)
『…おやすみ』
えっ、智君もう∑(º 口 º๑)❢❢
『え~、皆冷たいなぁ~』
『いいよ、オレ拗ねてやるからρ(-ε- )』
つかさぁ、俺の存在忘れてね?
仕方ない、智君も寝たみたいだし、個人で返事送るか…
『どんな映画なの?』
とりあえずそれ聞かないとな?
『翔ちゃん♥ やった、オレ待ってるね♪』
…って、俺、”行く”なんて一言も言ってませんけど?
『悪いけど、明日早いから、また今度でもいいか?』
シ───(´-ω-`)───ン
既読付かねぇし…(^_^;)
ひょっとして雅紀のことだから、食いモンとか用意してんじゃねぇの?
「はぁ…ε-(´-`*) 仕方ない、行ってやるか…」
最悪、明日は雅紀の家から現場に向かえばいいし…
俺はボストンバックに、着替え一式を詰め込んで、部屋を出た。