• テキストサイズ

こたつ de ××× Second Season

第9章 こたつでBirthday 2


カ「パパ、泣かないで? ね? 泣いたら駄目よ?」

僕はパパのお膝の上によじ登り、濡れたほっぺを手で拭いた。

雅「そうだよね、嬉しいのに泣いたりしたらおかしいよね? 和、ありがとな? 和がパパの子で、本当にパパは嬉しいよ?」

カ「ねぇ、パパ、これね、僕が書いたの」

サトくんママに手伝って貰って書いた白いチョコ。

雅「すごいじゃん。なになに? ”すき”? パパも和が好きだよ?」

サトくんママの言ったとおりだ。
パパはちゃんと僕の”気持ち”分かってくれた。

カ「パパ、あ~んして?」

僕は白いチョコをパパのお口に入れた。

雅「あっ、うんめ~ぇ♪」

シ「あっ、そうだ、皆で歌わない?」

カサジ『うん!』

カサシジ『♪はっぴばすでーつーゆー、はっぴばすでーつーゆ~……♪ おめでと~!』

雅「今年は最高の誕生日になりました。みんなありがとね~♪」

パパがほんとうに嬉しそうに笑った。

僕はやっぱり笑ってるパパが一番大好き。




サトくんのお家からの帰り道、僕はパパの背中にほっぺをくっつけた。

「ねぇ、パパ? 僕、わがまま言って、ごめさい…。でも僕ね…」

「パパこそごめんな? 和がパパの誕生日祝ってくれるなんて、思ってなかったからさ…」

パパ…

「パパ、お誕生日、おめとう」

「うん、ありがと」

パパの背中、とっても暖かくて僕…zzz

「あっ、そうだ和。サンタさん、来るかなぁ?」

サンタさん?
そっか、クリスマスだ。

でも僕は、サンタさんも好きだけど、パパの方が…zzz


おわり
/ 321ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp