第8章 こたつでプゼレント製作中
「はぁ…ε-(´-`*)」
へっ?
今の、ひょっとして、カズの”ため息”っすかΣ(⊙ω⊙)
「ねぇ、カズ? もしかして、なんだけど…パパがここにいたら邪魔、なのかな?」
まさか、とは思うけどね?
「…うん。あのね、分かってるなら、パパはあっち行ってて」
ハハハ…マジっすか?
相葉雅紀33歳(もうすぐ34歳)とうとう一人息子に煙たがられる…(>_<)
って、笑い事じゃないっつーの!
まさかこんな日が来るなんて、想像もしてなかったけど、考えてみればカズももう5歳。
親に隠し事の一つや二つ…
いやいやいや、やっぱり親子の間で隠し事は良くない。
ここは一つ…<(`^´)>
「パパ、お鍋は?」
ん?
鍋?
あっ…!
「いっけねぇ!」
鍋、火にかけてたの、すっかり忘れてた!
俺は慌ててこたつから抜け出ると、大急ぎでキッチンに入った。
ふ~っ、危ない危ない…ε-(´∀`*)ホッ
危うく晩飯台無しにするとこだったよ…
「カズ~、お絵かきもいいけどさ、もうちょっとしたらご飯だから、片付けもしなよ?」
色鉛筆とお絵かき帳を探して、ひっくり返したおもちゃ箱が、リビングのあちらこちらに転がっている。
「はぁい…」
返事はするものの、全く動く気配のないカズ。
「カズ? 聞いてる? お片付けして、ってパパ言ったよね?」
「…はぁい…」
カズがお絵かき帳を閉じ、色鉛筆をケースにしまった。