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【黒子のバスケ】convert

第9章 関係


「いいんすか?本当ですか?」

顔を上げる彼にコクンと頷いた。

「私、冷たいらしいけど…いいのかな?」

「葉菜さんは優しいです!覚えてないかもし(れ)ないですけど、入学式の日に、お(れ)、大事なお守(り)落としたんです。中学の後輩にも(ら)ったやつでした。そ(れ)、一緒に探してく(れ)たじゃないですか」


あぁ、そんな事があったなぁなんて思い出した。

あの日、入学式の案内係をしていた私は、帰り際に必死に何かを探している生徒を見つけた。

新しい制服が汚れるのも気にしないで、必死に這いつくばっている新入生を見ていられなくて声をかけたのだ。

あれ、早川くんだったんだ…。




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