第4章 一松

『ほら、腰浮かしなよ。』


一松兄ちゃんの言葉に従って
縛られた両手を前にかざす。


自分を支える為に
横たわる兄のお腹へと両手を置く。


ふにっと…柔らかい
温かいお肉が両手に感じる。


『そうそう、腰ゆっくり下ろして
いいねぇ…この眺め…。』


『いや…言わないで…。』


『全部丸見えじゃん…さいっこー。』


今すぐにでも腰を下ろしたい
それは挿入の事を言うのではない。


下ろしたいけど下ろしたくない
なんて矛盾しているのだろう。


一松兄ちゃんはわかっていて
私を焦らせる、そして


『俺がやってもいいんだけどさ
ズップリ突かれたいわけ？

勢いよくやっちゃうけどいいの？』


『……っ、ぃゃ。』


『奥ずぷずぷ刺されてさぁ
痛くて苦しいと思うけど？』


自分に起こるえるかもしれない
恐怖が私を支配した。


逆らうな逆らうな逆らうな…。


従え。


『ぅ…ひく…ぅぇ…。』


震える身体に鞭打って
浮かしていた腰をゆっくりと
下ろし始めた…。


『…んぅぅ…っ』


ぬちゅ…と膣口に暑いものが
触れる。濡れた愛液で抵抗なく
飲み込むように入ってくる。


自分の動きに合わせたまま
少しずつ私の中を犯していく。


『は、はは…何だこれ…
マジで気持ち良すぎ…。』


一松兄ちゃんの手が私の腰へと
添えられて途端一気に落とされた。


『ぁ…ｯ…か…ﾊｯ』


一気に突かれた刺激
予想打にしない事に自分を
支えられず一松兄ちゃんへと
倒れ込んだ。


『まどろっこしいからさぁ
手伝ってやるよ。』


耳元で声が全身に響く。


腰を掴まれたまま
下から上へと打ち込まれた。


『あひ…ぁっ…んやぁっ』


『ここか、ここがいいんだろ』


『ひく…ぁぅ…ぁっ。』


もはや突かれたと同時に
押し出される喘ぎに一松兄ちゃんは
出し入れを激しくさせた。


『あふぁ…ひぅ…ぁっ。』


『ﾋﾋｯ…はは…お前今すげぇ可愛い』


『ぁぅ…ぁっ…ぁっ。』


『ほんと…可愛いわぁ…。』


ﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝｯと突き続けると
一松兄ちゃんは倒れ込んだ
私ね首筋へと舌を這わせた。


『もっともっとさぁ、善がり狂えよ』


ガリッ…。


『ぁﾞぁぁっ！』


まるで…野生動物が餌を食す
噛みちぎるような痛みがはしった…。



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