【完結殿堂入り】こんな(特殊)性癖って、ありなの・・・?
第3章 ゼロフィリアと、アスフィクシオフィリアな彼氏
「ねぇ、さっきの奴誰だよ?」
「あれは、会社の先輩でーーー」
ガン!
「ひぃ!」
「俺に内緒で他の男と
浮気するなんて、いい根性と
度胸をしているなーーー
りな・・・」
叩かれる、殴られる!
怖くて目を瞑っていると
「なに勝手に怯えてんの?別に
叩きやしないよーーー目を開けろよ」
本当に叩かれたり殴られたり
しない?
言う通りに目を開け
顔を上げると・・・
「なーんて言うとでも、思ったか?」
ギチーーー
「か、は・・・ぁ・・・宏兎・・・!」
いきなり首を絞められ、息が
苦しくなる
どうしてこんな事ーーー
やめてぇ・・・苦しいよぉ・・・!
お願い・・・はなして・・・!
「ぁ、ぅ・・・く・・・っ・・・」
「はぁ、その表情・・・凄く、興奮
する・・・はぁ・・・っ・・・あは・・・♪」
脳が、低酸素にされてやっと
かいほうされて倒れかけ
トロンとした瞳で宏兎を
見つめて、吐息を荒く吐くと
「苦しい?俺の酸素分けてあげる♪」
腰を引き寄せられた拍子に
唇を塞がれ
息をもらうように吐かれ
びくんと反応してしまった・・・
まだ低酸素の状態で
微かに名前を呼ぶと
微笑んでくれて嬉しかった・・・