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【おそ松さん】口ずさむのは【男主】

第16章 松野家にて


side.カラ松

甘い時間を過ごした翌日、腰の痛みで動けずにいた
それでもどうにか歩けるようになった昼過ぎ、自宅に帰る

カ「ただいま・・・」

シンと静まりかえる家の中
珍しい、誰もいないのか?
その方が都合がいいが

2階へ上がり制服を着替える
まだ少し鈍痛が残ってるな・・・

着替えを終え、居間の戸を開ける
・・・・げっ

ちゃぶ台を囲むように座る兄弟達と母さん
母さんまで?!

おそ松がゆっくりと立ち上がり近付いてくる

お「朝帰りどころか昼帰りとはいい度胸だなぁ、カラ松ぅ?」

言いながら背をバシッと叩かれる

カ「いだっ」

こ、腰に響く・・・その場に崩れ落ち、腰を押さえる

お「ヤりすぎて腰痛いってか?ん?」

カ「ち、ちが」

今度はチョロ松とトド松が近付く
チョロ松が後ろから羽交い締めにして、トド松が俺のトレーナーを捲る

ト「うーわ、なにこれ」

一「相手ビッチ?ヤリマン?」

一松の発言に怒りが湧いた
ついカッとなり

カ「そんなわけないだろ!を悪く言うな!」

十「・・・君?」

ト「て、C組の?」

しまった
そう思って口を押さえるも、時既に遅し

ト「キイヤァァァア!カラ松兄さんホモ―――!」

お「まじか」

ギャイギャイと騒ぎ出す兄弟達
どうしよう・・・

松代「カラ松」

カ「はひ・・・」

それまで黙っていた母さんが口を開く
なに言われるんだろう
ビクビクしながら次の言葉を待った


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