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ONE PIECE〜巫女の秘密〜

第10章 エスポワール=希望



「ルフィ」

「なんだ?」

「ありがとう」

「おうっ!」

「そう言えば…私、ルフィに本名名乗ったっけ。」

「ほんみょう…?」

本名の意味わかってない?

「本当の名前」

「聞いてねぇ!!」

「あ、やっぱり?」

忘れてたわー

「教えてくれんのか?」

「うん。教えてあげる。

私の名前は、エスポワール・D・スイ。」

「エスポワール??」

「希望って意味らしいよ。」

「そっか!!

グゥー))腹減った!!」

「確かに、そろそろご飯の時間かな?」

「サンジーっ!!飯ー!!」

ルフィが叫んでた

「フフッ、ルフィは元気だなぁ…」

「おう!」

「今日のご飯、何だろね。」

「何だろなー!!楽しみだっ!」

ルフィはニカッと笑っていた




それからご飯を食べ終え、みんな寝静まった頃…

今日の船番は私だ

キラキラと月の光に照らされる海を見ていた

「キレーだなぁ」

海が透き通っていて…とても綺麗だ

私が海に出てから1ヶ月ちょいか…

早いなぁ

「寒っ」

風が吹いた

夜の海は寒い

んー…防寒着…

私は防寒着を取りに、女子部屋へ向かった

「あったあった((ボソッ」

私は、防寒着を着て再び甲板に戻った

うん。あったかい

…ココアでも飲むか

私はキッチンに向かい、ココアを入れた

外に出て、ココアを飲む

「はーっ、美味しい…」

これも温かい

あったまりました。






『スイの髪は、月に反射したらキラキラ光るよなー。羨ましーなー。』

『いや、そういうあんたも。綺麗な金色よ?』

『そうかな?』

『うん。そう』

前に弟に言われた事だ

私は母に似ていて、弟は父に似ている

髪の色も両親譲りだ

「久々に会いたいな…」

弟に会いたいと思う日が来るとは。

「フフ…暇だなぁ」

何も無い海。

敵も来ない

暇だよな

いつもはみんないるから話せるんだけどなぁ。

今日は1人だから…

《スイっ!》

!?レイ?

《どうしたの?》

《いやー、久々に話そうと思って…》

これは巫女同士の力。

距離が遠くても会話が出来るんだ
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