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真選組と私

第9章 ほんとの過去


『近寄らないで!!!』
私は両親がいなくなったというショックで精神的に弱っていた。

その弱みに付け込まれて天人に吉原に売り飛ばされた。

それは総悟と会った少し後の話…

男「名前は?」

『言わない!!』

男「もう一度いう名前は?」

『言わないって!!』
バチンッ

私は頬を叩かれた

男「夜兎の子供の分際で調子に乗るなよ?」

『っ……』

私は幼いながらも男の相手をさせられ、初めてだってとっくに奪われていた。


私は走って走って…吉原を抜けだした。

ある山の中死のうと決意した。

『死にたい…死にたい…』

『こんな汚い体見たくない…』
そう言うと小刀で左目を切りつけた。

このままお腹を斬ろうか…
首を切って楽になろうか…

小刀を構えた瞬間

?「やめなさい…」
私は小刀を取られた

『返して!!もういいの!死にたいから!』

?「そんな事…言ってはいけません。名は?」

『殺さない?』

?「今、死のうとしてる子止めておいて殺しませんよ」

『雫…』

?「雫…いい名前ですね」

そう言って私の手を引いて立ち上がった

?「もう大丈夫。私と行きましょう。私の名前は松陽。覚えてくださいね雫」

松陽という人は優しく笑いかけた
これは……死神?
もう私は死んだからお母さんとお父さんのところに連れて行ってくれるの?
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