第3章 誠凛高校
『.....』
「ルカっち...」
そうだよ。変わったのも私
あの頃の私じゃない
変わってしまったきっかけがバスケで
私が逃げてる
黄瀬君はきっと気づいてないけど
私にもう役に立つことはないんだよ
君達は強すぎて眩しすぎる
「...今度の練習試合見に来てください」
『私は』
「勝つッスから。負けねーッスから黒子にも。絶対に....」
『....』
違うよ。黄瀬君私はただ、、
「俺はあの頃と変わらないッスよ?」
『え..』
どうしてそんな優しい顔で笑うの?
「俺だけみてください。俺にはルカっちが必要なんスよ」
『...』
「...ちょっと暗くなってきたッスね。家まで送るッスよ。あ、いや、送らせてください」
『ありがと...』
「いーえ!」
ああ、やっぱり君は分からない
真剣な眼差しで何を考えているのか
優しい笑顔が時に私を悩ませて、、
私、君にまだ謝ってもないのに