第3章 王子様
食堂では、優雅な朝食
ジルが、テーブルマナーについて指導してくれている。
ユーリは今日、おやすみでいないみたい。
ジル「ところでプリンセス。あなたは、ダンスパーティーで、アラン殿にダンスのお誘いをしましたか?」
「、、、。はい。」
思わず、下を向いてしまう。
「アランが、王にふさわしいと思っています。」
ジル「困りましたねえ。明日、シュタイン王国へ訪問する際に、お見合いを兼ねた訪問という前提で、、、」
ジルは、アランじゃダメだと言っているのかしら。
ユーリに相談したかったんだけど、いないし。
ジル「聞いていますか、プリンセス」
「あ、はい。聞いています。」
私は、アランに会いたくて、アランの事だけを考えていた。