第6章 麦わらの一味
「デービーバックファイト、勝者麦わらの一味〜!!」
空島“スカイピア”から帰ってきていた麦わらの一味は次についた何もない島でフォクシーと名乗る海賊にデービーバックファイトを申し込まれ、数々の苦労を乗り越え勝利をつかんでいた。
被害にあっていたトンジットはルフィ達を家へ招待しようと向かうとドンッ!と何かにぶつかったていた。
「ぐこー」
「うわっ!誰だ?」
そこには長身の男が岩に体を預けて立ったまま寝ていた。
「ん?何だお前ら?」
「おめぇがなんだ!」
「つっ!ハァハァ…」
何かに気付いたのかロビンはその男を見ると驚いた青をしそのまま座り込む。
「ロビン⁉︎」
「大丈夫か、ロビンちゃん!」
ロビンの様子がおかしいことに気付いた一味は男への警戒を露わにする。
「あらら…。こりゃ、いい女になったな。
…ニコ・ロビン」
その口ぶりからしてロビンのことを知っているようだった。
「ロビン!こいつは誰だ?知り合いか?」
「昔…ちょっとなぁ…」
答えることができないロビンの代わりに男が答えた。
「ロビンがここまで取り乱すなんて…只者じゃねぇな」
ゾロは刀に手を添えサンジ、ウソップも戦闘の態勢に入る。
「そう殺気立つなよ。別に指令を受けたから来たとかじゃなくて天気が良かったんで散歩がてらここに来ただけだよ」
「指令だと?なんの組織だ!」
えたいのしらない男の発言にゾロは思わず聞いてしまう。
「海兵よ。海軍本部“大将”青キジ!!」
「「「「大将⁉︎」」」」
「た…大将って!どんだけ偉い奴なんだよ⁉︎」
「海軍の中で大将の肩書きを持っている人物はわずか4人。
“赤犬” “黄猿” “青雉” その上には海軍のトップ、センゴク元帥が君臨しているだけ。
世界最高権力の1人がその男よ!!」
「な、なんでそんな奴がここにいるんだよ!もっと何奥とかの海賊を相手にすればいいだろう!!」
ゾロの後ろに隠れてウソップは問いかけた。