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365日家族

第4章 秘密の代償


もうこれ以上何も聞きたくない…

そう思って…


「なのか…もう泣くな………?

お兄ちゃんとこに来い……」


そう言って広げられた裕兄の腕に

近付こうとすると…



「なのか…ちゃんと話したいねん…?

頼むから…行かんといて……?」


なんてたつ兄は私の左手を掴む…



「手離せ…大倉……?」


「いやや……」


そんな二人の声に

頭が破裂しそうになって……



「もう嫌だよ……!



ケンカしないで……

もう何も聞きたくない!」



そう叫んで私は

家の外に飛び出した………
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