• テキストサイズ

With Live Planet _この星で生きる_

第5章 最怖の相手


長い廊下を歩いて、ちょうど扉の目の前
まで来ると偶然にもその扉が開いた。


「ーわっ!」


確かこの部屋…ガブリエルさんだっけ?
扉で前が見えないがきっとそうだろうと思い、進行方向を逆にする。



バタンッと扉が閉まる音がしたと思ったら呼び止められてしまった。


「ねぇ、第1級戦闘士になったんでしょ?」



私はガブリエルさんの方を向き、挨拶をしてから答える。


「はい…一応?」


「ウリエルのろっ骨2本、腕の骨、切り傷、打撲、その他諸々…やってくれるよね⁇」


あー、なんか怒ってらっしゃる⁇


「ぁ、いや、わざとじゃなくて…命の危機を感じまして…」


「ま、別にどうでもいいけどさ?今度は僕ともやろうね」


どうでもいいんだ…なんて心の中でツッコミながら私は曖昧に返事をする。

そのまま、別れの挨拶をして自室に戻るルートに向かった時聞こえてしまった。




「ーめちゃくちゃにしてあげるからね?」



ウリエルさんより怖ぇぇぇぇ…

やばい人に目をつけられてしまった。

私ご愁傷さまですっ!


なんて自嘲気味に私は自室に戻った。




朝飛び出したままだから、毛布はぐちゃぐちゃになっていた。


それを手早く畳んでしまい、モニターで
今日の予定を確認する。


『今日の予定は…訓練です。
時間は13:00〜です。転送装置に集合してください。…以上です。メッセージざ届いています。ご確認しますか?』


モニターに表示された【Message】を
タップする。


「先ほど言い忘れてたのですが、昨日行えなかった武器選択をします。
11:00お迎えに行きます。
ウリエル」


メッセージの送信時刻はAM8時32分。

ウリエルさんの部屋を出たのはAM8時20分ほど。


「あの後すぐか…返信ってできるのかな?」


私はスマホの方をいじってると【Message】を見つけたのでウリエルさんに了承のお返事をした。



/ 233ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp