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With Live Planet _この星で生きる_

第13章 私の正体


花凛side



朝日の光を感じて私は心地よく目をさますと、目の前には気持ちよさそうに寝ているリュウがいた。



寝返りを打つと、リュウと瓜二つな顔ですやすやと眠っているスゥもいた。



なんて平和なんだろう….



昨日、過去を人に話したがそれがスゥで良かったと思っている。



安易に大丈夫、とか言わないでちゃんと考えを言ってくれるスゥはとても優しいし、人の気持ちをよく理解してる。



「ありがとう、スゥ」



小さな声でそう言い、私は一階へと降りて行った。


キッチンで簡単な朝ごはんを3人分作る。


白飯は昨日炊いたものがあったし、おかずを作っただけだからすぐにできた。



スゥ達が起きるの待ってようかな。



私はソファの方へと移動する。

昨日決断したのだが、今私がやるべきことは私が誰なのかを知ることだと思う。



QRコード読み取ってみようかな…

でもウリさんは違反行為だと言ってたし…



なんて迷っていたが、私が出来ることは限られてるので決心した。




スマホでQRコードリーダーを起動し、
鎖骨あたりにあるQRコードを読み取る。



now loading……という文字が出た後、画面にはずらずらと文字が並んだ。



最初は私がスゥに話した過去などが書いてあった。


なんでこんなことバレてるの…


なんて思いつつも更に読み進める。



「…花凛の父はガイア ハトリクスである」



私の父がガイア…ハトリクス…?



「人間とアストとのハーフで、双子の兄
ガブリエル ハトリクスがいる。


まだ3カ月の時、人間が侵略時に連れ去られたと思われる。


その後、施設に預けられてある人に引き取られた」



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