With Live Planet _この星で生きる_
第8章 アースベインの女神2
「前はあんな空気になると1週間は誰も笑わなくなったが、アテラスがいるだけでこんなに違うんだな」
コーヒーを飲みながら、ラーファさんが言った。
ラーファさんは真面目に言葉はそう言ってるが、口元が笑ってるのは私がサラダを食べているからだろう。
笑われながらも無事に昼食を終えて、またまた作戦会議。
でも先ほどとは違って軽い感じでみんなで意見を出す。
「第1級戦闘士じゃなくて、その10人は補佐に回したらどうです?」
私は最前線とその周りは私たちがやって、その後ろは10人にやってもらうという案をだした。
「それなら危険性もないし、援護してもらえますね」
他の人も頷いてるし、あまり悪くない意見を出せた様だ。
「訓練次第で少しはマシになるだろうから、いいんじゃない?それで」
ガブリエルさんも賛成してくれたので、これで一件落着だろう。
もう一度補佐となるだろう10人の顔と名前を確認する。
「では明日から始まる訓練頑張りましょうね!あ、アテラスさんも訓練していいですよ!」
そう言ったウリさん本当に天使に見えた。
ガブリエルさんとの座学も楽しかったがやはり身体は動かしたい。
私は明日から行える訓練に胸を躍らしながらその日1日を平和に過ごした。